失われた公演

前進座 五月国立劇場公演
『操り三番叟 柳絲引御摂』『俊寛』『たが屋の金太』

公演団体

前進座

作(『俊寛』)

近松門左衛門

補綴(『俊寛』)

平田兼三

作(『たが屋の金太』)

津上 忠

改訂・演出(『たが屋の金太』)

小野文隆

チラシデザイン

阿部 壽

カメラマン

加藤 孝

公演日程

2020年5月9日(土)~5月20日(水)

会場

国立劇場 大劇場

コメント

2020年5月に予定されていた前進座五月国立劇場公演の中止を決めたのは、緊急事態宣言が出されることがほぼ確定との報道が飛び交った4月7日、初日1か月前のことでした。

3月4月に開幕するはずだった他カンパニーのことを考えると、創造が断たれた失望、つぎ込んだ物心両面のコストなど、喪失の深さは察するに余りあります。

当公演は5月開催でしたので傷は軽めだったかもしれませんが、この年の児童青少年演劇の国際フェスティバルのオープンニング企画に位置付けられ、しかも当公演期間中の国立劇場で開会式が予定されていました。その華やかな機会は消失し、海外の演劇人や若い観客と出会うことを楽しみにしていただけに誠に残念です。

なお、2021年5月に、同演目・同劇場での上演を目指しています。

林健太郎(前進座 制作部)/2020年11月16日

関連リンク

http://www.zenshinza.com/

資料提供

前進座

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