【鼎談】コロナ禍のなかの歌舞伎――失われた舞台と新表現の地平
十代目松本幸四郎(歌舞伎俳優)
常磐津和英太夫 / 鈴木英一(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
児玉竜一(早稲田大学教授、同演劇博物館副館長/司会)
出演
十代目松本幸四郎、常磐津和英太夫 / 鈴木英一、児玉竜一(司会)
2020年の歌舞伎界は、新型コロナウイルス感染症の影響で、数か月にわたって舞台が中止となる未曾有の事態に襲われました。苦境の中で新たな試みを続けざまに打ち出したのが、当代きっての奇想の役者、十代目松本幸四郎丈です。世界初のZoomを用いた「図夢歌舞伎」、舞踊家47名が映像で集う「夢追う子~ハレの日への道しるべ」、国立劇場の再開場公演での新作「幸希芝居遊」など、アイデアは汲めども尽きることがありません。そんな幸四郎丈に、コロナ禍を歌舞伎がどう生きのびたか、その渦中で生まれた表現の可能性について伺いました。
撮影場所
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
2021年1月15日公開